本「いま語るべき宇宙戦艦ヤマト」について 後編

「いま語るべき宇宙戦艦ヤマト」後半(ヤマトIIIから2199追憶の航海まで)を読んでずいぶんたってしまったのですが感想の続きです。


この本の全体的な印象は前編(前のエントリ)で感じたことと変わりありません。全作品について冷静に良いところと悪いところを書いていると思いました。

完結編のバージョン違い、完結編の後に計画されたけど実現しなかった企画、ゲームソフトなどにも触れているのでとりあえずまとめられた資料としても有用かもしれません。

YAMATO2520についてもある程度のページを使っている本はなかなかないと思われます。この本の筆者も書いていますがYAMATO2520は中断した状態になっているので続きが見たいです。

復活篇、実写版であるSPACE BATTLESHIP ヤマトも同じく冷静に評価しているように思います。とくに実写版は感情的にとにかくダメという人が多いようですがもう少し落ち着いて見てみたらどうかとちょっと思います。まぁ、映画の感想というのはその瞬間に感じたものがすべてではありますが。

宇宙戦艦ヤマト2199に関しては良くなかった点の指摘が少ないようでやはり執筆時点で現在進行形だったからでしょうか。

あとがきによるとこの本はもともと同人誌の企画だったそうです。それでこの内容ですからこれまで私には見えていなかったヤマトファンの奥深さを感じました。

この本が惜しいのは発売日の関係で宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟についての記述がないことですね。2199はこの星巡る方舟を持って区切りとなるのでそこまで入っていればなと思います。しかし2199が高評価だったことでヤマトシリーズはまだまだ続いていきそうです。そうすればこの手の本もまた発売の機会があるでしょうから期待しようと思います。

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