行ってきました。ミューザ川崎での東京交響楽団の定期演奏会。前半の曲もすばらしかったのですが、ここではやはり後半の交響曲宇宙戦艦ヤマトについて。
25年前に聴いたときは宮川泰氏のあのヤマトのメロディが少なくてちょっとがっかりしてしまい以降ほとんど聴くことはなかったんですが、今日聴いてみて認識を改めました。やはり昔の自分は若かった。
昔はヤマトのメロディがいくつも出てくる総集編のようなものと勝手に思い込んでいたのだけど、そもそもそれが間違いでこれまでのメロディをモチーフにした新曲だったわけです。今頃わかったわけです。なにをいまさらです。
そして聴きごたえがあって楽章が終わるごとにほっとひといきとなってしまうくらいだった。それまでのヤマトの音楽はすばらしいものであるけれどやはりBGMなわけで聞きごたえがあるという表現とは違うのだけど、この交響曲宇宙戦艦ヤマトは単独で主役なのでとてもずっしりとくる。
ラストでヤマトのメインテーマががつんときて終わったときはもうあやうくすげぇって声に出してしまうところだったよ。
大友直人氏の説明で羽田健太郎氏の書いた楽譜にはヤマト交響曲と書いてあり、これは宇宙戦艦ヤマトだけでなく日本を意味する大和のことでもあるのだろうといっていたが、なるほどそうかもしれないね。そんな大友直人氏は説明してるとき感極まって言葉につまる場面があったけどそれだけ羽田健太郎氏とこの曲に思い入れがあるんだなぁと、それだけヤマトの曲ってすごいんだなぁと。
宮川彬良氏による交響組曲宇宙戦艦ヤマトも、大友直人氏による交響曲宇宙戦艦ヤマトも数年おきでいいからこうして演奏会を開いて欲しいと強く思った。