「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち4Kリマスター」の上映期間が終わりました。もちろん見ました。4Kリマスターの力はすごいです。
4Kリマスターされた映像・音響
当然ながら「宇宙戦艦ヤマト劇場版4Kリマスター」と同様にとっても綺麗ですごかったです。実に鮮明ですね。
4Kリマスターすごいなと感じたひとつに”地球防衛軍司令部”のような画面下に表示されるテロップの文字があります。あれがなんかむやみに綺麗に見えました。昔のブラウン管のテレビからいまのHDテレビになって文字が綺麗になったときのように。
登場人物の顔がどアップになったとき目のまわりの線がわずかに立体的に見えてセルに描かれてるのを感じられたりもしました。
「宇宙戦艦ヤマト劇場版4Kリマスター」のときにも書きましたが、4Kリマスターだからとシーンごとに画面の隅々まで確認しようという意識があったので新たに見えたものがありました。それは今までそちらに目線がいかなかったので気づいてなかっただけなのか4Kリマスターされたからよく見えるようになったのか確認してませんけど。例えば都市帝国の外周リングが画面手前から奥に向かって回転している画面で実は画面右下で小さく見える移動しているヤマトとコスモタイガーとか。
どちらにしても意識の中で見えなかったものが見えるようになったという意味でもこの4Kリマスター化と劇場の大画面で改めて見ることができたのは良かったです。
あと最後のテロップはやはり「もう二度と姿をあらわすことはありません」の方でした。これは4Kリマスターのコンセプトが「原初の形に戻す」だからですね。
さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち。4Kリマスター化はおいといてもやっぱりすごい内容です。最初から最後までだれることはなく都市帝国が現れてからの怒濤の展開。ものすごく熱量のある作画。アニメ界にいろいろな意味で強い影響を与えたのだろうということを感じます。
幻のシーン
見た記憶があるのに現在ではどのメディアでも見ることができないシーンというのがありまして今回の上映でもやっぱりありませんでした。これはTwitter(X)などでも少し話題になりました。
私の中では
- 古代が土方を艦長に就任するよう依頼するけど他の乗組員が反対する。
- ミルにデスラーの監視をするようにいうとズォーダーが「女だな、サーベラー」とつぶやく。
というのがあったはずだよなぁというのが一番強いです。それ以外にも
- 英雄の丘で古代が佐渡先生に「地球はこれでこれでいいのでしょうか」と言う。
- 古代が誰もいない第一艦橋に入ってしばらくすると計器類に電源が入り徳川機関長が現れる
というのもありますね。これもそういえばそうだったなと思ってます。他にもなにかあったようななかったような。
これらはラジオドラマとかテレビシリーズの宇宙戦艦ヤマト2とかと記憶が混同しているのではないかといわれますがそれもなんかすっきりしません。やっぱり「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」の中のシーンのような気がしてなりません。
こういうのは公式がきっちり調べてほしいような、当時のスタッフが証言してほしいような、謎は謎のままにしておいてもいいような。
「宇宙戦艦ヤマト劇場版」「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」が令和になって劇場でまた見ることができるなんて何がおきるかわかりませんね。。そしてこれからもまた新たな何かがおきるかもしれないのでそれを楽しみにしたいと思います。