さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-

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さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-

パート1の絵は迫力あるけどさすがにさらばは絵がきれいだな。たとえるとパート1は筆で書いてあってさらばはペンで書いてあるっていうかそんな感じ。

ナレーションのあと何もない宇宙空間で動くものもなく音もしないのがしばらく続く。そのうちかすかに音が聞こえ始それが徐々に徐々に大きくなってくる。そして一気に白色彗星が通り過ぎる。
今度はゆっくり回転している白色彗星の真正面とパイプオルガンによるテーマ曲がまたしばらく続く。
この静かなでも迫力のある演出がよい。パート1とさらばは絵と音の静と動のコントラストがいいんだよね。

アンドロメダの進宙式で長官ともあろう方がなぜ一般席に座ってんでしょうね。

防衛会議でこんな不確かな情報で動くわけにはいかないといってるがほんとはその通りだよね。この場合もう少し太陽系内で謎の通信の解析を進めるのが本当だろう。しかし映画なのでそんな描写をしている時間はないわけだ。

一人で古代が第一艦橋に入る。まだ暗い第一艦橋に次第に電源が入って光り出す計器類、という演出。いい。
ヤマトの発進シーンは時間をかけてじっくりとかっこよく。燃えるぜ。
途中、島がやってきて「話はあとだ、俺がやろう」とセリフがあって、当時はその「話」が聞けるのかと思ったけど無かったという思い出が。さらに、のちにテレビでヤマト2が始まったときはやっと話が聞けると思ったらストーリーがずいぶん変わってたという思い出が。

メッセージ発信源まで30日といっといて最初のワープでそこまでいったかのように見える編集はどうなんだろう。さらばは全体を通して日程に関していいかげん。あと未確認のはずの艦隊(=ゴーランド艦隊)をいきなり敵と認定しちゃうんだよねぇ。
ガトランティスはなぜテレサを幽閉したのか。反物質なので通常物質に触れると爆発するというテレサは空気に触れてるはずだが大丈夫なのか。そんなことが気になったりする。

ザバイバル将軍を倒してもうれしそうだったりやり遂げた感がなく、戦争とはいえ人を殺してしまったいう気持ちが出てる。銃を向けてから発射までの少しの間によってもそれが表現されている。

突然現われる駆逐艦に「デスラー戦法か」と叫ぶ南部。よくいわれるようにほんとはドメル戦法かせめてガミラス戦法というべきなんだよね。だから古代もデスラーは生きていたんだっていうんじゃなくてにガミラスの生き残りかってなこというのが妥当のはず。
ヤマトがワープしたのでデスラー砲は空振り。

ヤマトの敗れ宇宙空間に身を投げ出すデスラー。遠ざかっていくデスラーを時間をかけじっくりと見せるという演出。デスラーは悪役のはずなのに悲劇の人という扱いに。まぁ確かにガミラス人はヤマトによって滅ぼされたんだけど。

爆発の中から現われた都市帝国。ほぼ無音で下半分から上に向かってカメラが移動、都市部が見えると都市帝国側の音楽がバーンと響く。シンプルながらしびれる演出。
ミサイルやらレーザーやら喰らいまくるヤマト。ほんとに撃たれ強いね。
しかし第一艦橋の中でも艦長だけが死に至る被弾をするってのはちょいと無理があるなぁ。

ぼろぼろになったヤマトの前に出現する超弩級巨大戦艦。沖田の遺影に語りかける古代。ここで沖田は命ある限り戦え、死んでしまってなんになると思っても立ち向かわなければならないという。よくいわれるのはこれは古代の中の沖田であり、本当の沖田なら何が何でも生き延びろというはずだということ。
私はどっちとも判断がつかないでいる。

テレサとともに超弩級巨大戦艦に向かっていくヤマト。確かにテレサだけでいいんじゃないのって思うよなぁ。敵の大きさからいってヤマトの大きさでは足りないと思うし。でも当時はそんなこと頭の隅に追いやられて涙したよ。そういう理屈はどうでもいいんだよ。

彼方で爆発のあと「ヤマトより愛をこめて」のワンコーラスの間は動きのない宇宙の絵だけの状態になる。じゅうぶん余韻を感じることができる。直前の激しい戦闘のあとの何も動きのない状態が続くという動と静がここでも。

 

 

 

パート1各話について書いたときのようにリメイクするならこうしたいってのを書こうと思ったんだけどさらばは特にないなぁ。メカを3D-CGにしたらどうなるだろうっていう興味があるくらいだ。

なんかつっこみばかり書いてしまったけど、こういうのはあとから何度か見返すとふえてしまうんだよね。でも初めて見たときのあの感動的な気持ちはなくしてません。やっぱりさらば宇宙戦艦ヤマトは傑作だよ。