
東京オペラシティで行われた『YAMATO meets Classics 宮川泰×羽田健太郎 二人の宇宙戦艦ヤマト』に行きました。2023年11月5日(日)12:30の回と16:30の回両方ともに参加です。
このコンサートは今年2月に福岡で3月に姫路で行われていますね。そちらには私は行かなかったのですが今回はしっかりと参加いたしました。
- 指揮: 宮川彬良
- ヴァイオリン: 篠崎史紀
- ピアノ: 宮川知子
- スキャット: 林美智子
- オーケストラ: 東京フィルハーモニー交響楽団
構成は前半が宮川彬良&篠崎史紀トークショーと組曲「宇宙戦艦ヤマト」、後半が交響曲「宇宙戦艦ヤマト」です。
彬良さんと篠崎さんのトークショー
トークショーでは宇宙戦艦ヤマトの前にふたりが幼少時にはまったウルトラマン・ウルトラセブン・仮面ライダー・サンダーバードについてその思い出を楽しげに語りました。こういうのをみると宮川泰と羽田健太郎のコンビをなんとなく彷彿とさせますね。
それらのテーマ曲をお二人が演奏するのですが篠崎さんの弾いてる姿はすごくなめらかに感じました。私は音楽に関して知識があるわけではないのですけど。トークの中で”幼少時には歯を磨くような感覚でヴァイオリンの練習をしていた”と言っていたのですがまさに演奏する様子は普段の何気ない動作のひとつのように感じられました。
組曲「宇宙戦艦ヤマト」
つづいて組曲「宇宙戦艦ヤマト」の演奏です。演奏に入る前にオーケストラの皆さんがチューニングをしますがそれは当然曲にはなっていません。でもそのチューニングの音だけでなんだかもうヤマトの曲に雰囲気が出ているように感じました。数音だけでもメロディの一部を演奏した楽器があったのかもしれません。
組曲「宇宙戦艦ヤマト」ではヤマトといえばまさにこの曲!といえるもの5曲が演奏されました。これを聴いていると交響組曲宇宙戦艦ヤマトはほんとうに素晴らしいなと思えます。これ以降の曲とはなんか雰囲気がちがうなと感じます。
- 序曲(無限に広がる大宇宙)
- 宇宙戦艦ヤマト
- イスカンダル(美しき大海を渡る)
- 決戦(ブラックタイガー)
- 大いなる愛
交響曲「宇宙戦艦ヤマト」
20分の休憩ののち 交響曲「宇宙戦艦ヤマト」です。これはもういまさらなにもいうことはないですね。圧巻の演奏でした。本当に素晴らしい。
- 第1楽章 誕生
- 第2楽章 闘い<スケルツォ>
- 第3楽章 祈り<アダージョ>
- 第4楽章 明日への希望<ドッペルコンチェルト>
そしてアンコールでは交響曲宇宙戦艦ヤマトから真赤なスカーフが演奏されました。
なかなか鳴り止まない拍手のなか、彬良さんは両手で上の方を指さしていました。宮川泰さんと羽田健太郎さんに向けたものなんでしょうね。こういうところも素敵です。
交響曲宇宙戦艦ヤマトの第4楽章でピアノソロは宮川知子さんだけ紙の楽譜ではなくてタブレットに表示させた楽譜をみて演奏していました。いまどきですね~。
座席の位置にせいで残念だったこと
12:30の回では1階席やや前方でステージに向かって右側の席でした。ステージの真ん中にグランドピアノがあり彬良さんや篠崎さんはそのピアノの向こう側(ステージ向かって左側)にいたので様子がちょっと見にくかったです。とくに残念なのはピアノ演奏時に指の動きがまったく見ないことでした。そういうのを見るのも生演奏を見にいく理由のひとつですから。
16:30の回では3階席ステージ向かって左側の席でした。ここだとオーケストラ全体を上から見ることができるので各楽器を演奏する姿がよく見えます。と思ったのですがそううまくはいきませんでした。オーケストラ全体のうち左側1/3がまったく見えません。そして12:30の回の時以上にトークする彬良さんと篠崎さんが見えません。体を少し前に出せばなんとか少し見えますがやり過ぎるわけにはいかないですし。
今後はこの経験をいかして今後はなんとかしたいところですが座席の位置って一般的に細かく指定できませんからどうしようもないのかな。
午後はずっとヤマトの生演奏を聴いていたことになり贅沢な日となりました。これからも年に一度くらいのペースでヤマトのコンサートがあるといいな。