9月9日に発売されたあの本を読んでいます。まだ半分弱しか読んでませんがとりあえずそこまで読んでの感想を。
これまで宇宙戦艦ヤマトはどんな作品だったかを語る本はいくつか出ていましたが、それを作った人についての本はありませんでした。西崎さんについてよく思っている関係者の方は少ないようで本来もっと早くにあっても良かったのにこのタイミングでやっと出た本と言えるでしょう。
どんな本か
まずいえるのは宇宙戦艦ヤマトに対してひいてはアニメに対して綺麗な思い出のままでいたい方にはお勧めできない内容だということですね。逆に裏の事情をまとまった形で知りたい人には面白い内容かもしれません。それはすでに本のタイトル「宇宙戦艦ヤマトをつくった男 西崎義展の狂気」からわかることではありますが。私は半分怖いもの見たさとい気持ちで読んでます。
私が宇宙戦艦ヤマトを初めてみたときから長い間そんな裏のことは知るよしもありませんでしたが、当時中学生、高校生だったのでそれは当然のことでした。のちに発売されたムック本などにヤマトが作られたかんたんな経緯やスタッフのインタビューが載っていてそこからこの西崎義展さんがなんか型破りな人らしいことを知ったのでした。
さて、この本では地の文はたんたんと出来事を語り、文献から参照した関係者の言葉で西崎さんのひととなりがかいま見えるという形になっています。この本のために新たにインタビューはしてないみたいです。しても語ってくれる人はいなさそうですから仕方ないかもしれません。
読んでみると
現時点で最初の宇宙戦艦ヤマトのテレビ放映が終わったところまで読みました。そこまでで本の半分弱です。ここまででも人物名はたくさん出てくるし西崎さんはいろいろなことに手を出しあまりほめられないことをしそれでも突き進んでいってることが書かれています。宇宙戦艦ヤマト以降の西崎さんはなんとなくわかっているつもりでしたがヤマト以前の西崎さんはほんとに無茶な人だったんだなぁという感じです。
あと宇宙戦艦ヤマトには原作者問題というのがありますが途中まで読んだ段階ではそのへんは触れられてないですね。後半少しあるような気がします。
少しずつ読んでいるので全部読み終えたらまた何か書きたいと思います。