アニメで使われるCG

多くの人が宇宙戦艦ヤマトの新作を渋る理由のひとつに
CGではなく手書きにすべきだっていうのがあります。
手書きでなければ戦艦類の重量感とか背景の美しさとか
暖かみとかが表現できないと。
確かにその辺のとことはまだいまいちのようですね。

ところでCGと一言で言ってますが、3種類あると思います。
ひとつめは車、飛行機、船などやビル街、室内などを表現する3DCG。
ふたつめは背景や書割としての2DCG。
みっつめは人物など従来セル画としてのかわりの2DCG。

この2DCGってのはどうにでもなるとおもうんですよね。
ツールをちゃんと使いこなせれば手書き風味にも描けるはずですから。

問題はやはり3DCG。
とくにメカ。ヤマトの場合はもちろん戦艦や艦載機。
まずは重量感。PSゲームのヤマトのCGはなかなかよかったけど
主砲がまるでプラスチックのように軽く見えたのが残念。
人物を3Dにして動かす場合モーションキャプチャーで人の動きを表現できるけど
メカの場合とくにSFのような空想ものではそうもいかない。

それとデフォルメ表現も問題だろう。
ヤマトといえばあのパースの聞いた絵が思い出されるはずで
あれを動画として3DCGで表現するのはまだ難しいと思う。
アニメだからこそ極端な誇張や省略というのも大事だしね。
アニメでしかありえない動きとかもあるし。

今のアニメではその辺はまだあまりできてない気がする。

 

とはいえ最近はCGなりにかなりいい表現できるようになってると思う。
絶対可憐チルドレンに出てくるメカは3Dだけどかなりなじんでるし
特にマクロスFをみてるともうそんなに問題視することも
ないのかなって感じる。

少し前の時期のCGをみてこれはだめだって決め付けないで、
技術の進歩によってよくなってることを期待してもいいのではないかと思う。

関連してそうな投稿

  1. 宇宙戦艦ヤマト2199第11話先行上映ありました
    2012年11月10日(土)
  2. 復活篇第二部へはどうつなげるのだろう?
    2012年09月24日(月)
  3. 2199と復活篇第二部との関係
    2012年09月23日(日)
  4. 宇宙戦艦ヤマト2199公開でちょっと気になる細かいこと。
    2012年04月10日(火)