前回の記事で3冊読んだと書いたんで、せっかくだからそのうちのもう1冊のことも。
それが2005年に発行された『発進後30年!「宇宙戦艦ヤマト」健在ナリ』。4年ほど前なのでそんなに古くもないかな。
内容はパート1についてのみ。パート1のストーリーは史実であるという立場に立ってなぜドメルやデスラーが負けたのか、なぜ地球は降伏しなかったのか、などについて考察している。
特徴は現実の世界で過去にあった戦争を参考にしている点。ガミラスが強力な兵器を持ちながらヤマトに勝てなかった理由を、過去に実際にあった強力な兵器を持ちながら勝てなかった例を出して考察しているのだ。
それがかなりの量あってこのほんの半分くらいはこの現実の歴史の説明になってる。なんか戦争の歴史を勉強してる気分になってくるくらい。
他のこの手の本を読んだことがないのでよくある手法なのかは自分にはわからないんだけどね。
この本は前回紹介した本と違って内容に悪い印象はないので、なるほどそうかもしれないなぁって感じで読むことができるよ。ただ人によっては現実の歴史の部分を読むのがつらいかもしれないな。