宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第一章 嚆矢篇 ネタバレあり 長い感想 (前半)

宇宙戦艦ヤマト2202第一章が公開されたのでネタバレありで思ったことを書いてたら長くなってしまった。なのでその前半(第1話相当分)です。


第一章公開後の雑誌やBDのオーディオコメンタリーはもう読んだり聞いたりしてますが、ここではそれらをまだ知らないときの初見時にどう思ったのかを書いてます。

オープニング

「無限に広がる大宇宙…」から始まったのは嬉しいです。が、それを語っていたのがズォーダー大帝だったとは。いきなり期待通りでもあり予想外でもありでやられました。

そして真正面からの白色彗星に例のパイプオルガンの曲に感激!ただ原典の「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」みたいに何も宇宙空間にパイプオルガンのかすかな音だけから…というじっくりとした表現ではなかったですね。いまは速いテンポが求められてるそうで。

横から見た小惑星が砕けるシーンがこんな表現でいいの?と思いましたが狙い通りなのかな?

そしてまるでガトランティスの艦艇が雲の中から出てくるような表現が素晴らしい。けど小惑星などを破壊してしまうあのガス体をなぜガトランティス艦艇は何事もないかのように通り抜けられるのかはなにか設定があるのか気になります。

テレザート星らしきところを攻撃してましたけどなんのためでしょうか。たくさんいた僧侶らしき人たちはどういう人達なんでしょうか。テレサはどういう状態にあるんでしょうか。と、さすがに序盤はわからないことが多いです。そういうったことが今後明かされていくんでしょう。
僧侶(?)の衣装に光点みたいのがたくさんあるのはPS版ゲームのさらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たちのテレサの衣装からきてるのかな。

ミサイル艦ゴーランドの艦首ミサイル発射シーンかっこいい!発射直前になにかロックが外れるようなあるいはかかるかのような効果音があるのがすごくいい。ただミサイル艦の数が多すぎかつ隊形をとってるようには見えないのが惜しい。

デスバテーターから発射されたのは予告編で見たときは変わった形のミサイルなのかと思ったけど本編見たら特殊な兵器でした。

ズォーダー大帝たちがいる場は昔のアニメの悪の組織の部屋みたいな感じなんだけどどういった意図なんですかね。
大帝の衣装の模様が布地に描かれたものではなく立体的なんですね。

そして「ヤマト」という文字があの独特なドゥオーンという音ともに立ち上がるのも原典リスペクト。

ガトランティス艦隊対ガミラス・地球連合艦隊

そしていきなりの大艦隊戦!

最初は地球とガミラスの艦隊が向かい合っててまたこの両者で戦闘するのかと見せかけての90度転進して合同でガトランティス艦隊に向かうという演出。

ガミラスの艦がたくさんいるのはわかるけど地球の艦隊は数が多すぎじゃないですかね。2199でガミラスにほぼ全滅していてそこからの生産だとしても多いと思うし、さらに次世代の主力戦艦とかを生産してるはずだし。

地球の防衛軍基地のシーンに移るときの曲はたしか2199では使われなかった原典ヤマトからの曲ですね。これもなんか嬉しい。

ガトランティスが火焔直撃砲をガミラスは盾で防御。盾って発想すごいな。ゼルグート級に向けてしか撃ってないのが気になるけど。

ガミラス艦が爆発する時ちょっと膨らんでる。CGや手書きの補助があったとしても手間でしょうにここまでするとは。少し先のシーンで金剛改型も爆発の時ちょっと膨らみますね。

古代艦長のゆうなぎだけガトランティス艦隊の中を縫うように移動しながらの攻撃。もとはガミラス艦の装甲を撃ちぬけなかったのにいまは波動エンジンを搭載して大活躍。というかちょっと強くなりすぎじゃないでしょうか。
メダルーサ級も完全に破壊したようにみえるけどそれだとゆうなぎが強すぎるというかメダルーサ級がものすごく弱くなっちゃったみたいになるんだけどな。
あと単艦でいつの間にか敵陣深くによくいけたなー。

いったん下がったガトランティス艦隊の奥から出てきた巨大な十字架のようなもの。復活篇でも星巡る方舟でも巨大十字架風の形状の物体が出てくるんで好きだな―と思ってたら中から大戦艦が!たしかにもともとのデザインも縦にしたら十字ではあるけれど。

2202ではカラクルム級戦闘艦という名称だけど南部がわざわざ「大戦艦」とつぶやくのは原典ヤマトからのファンへのサービスでしょうか(^^)

しかし原典ヤマトではいるだけで大したことなかった大戦艦が2202では1艦で切り札的存在になるとは。

芹沢と藤堂のセリフからいよいよあれが登場するという緊迫感。ふたつの光点と充填音!まだ完全に姿を見せない演出。多数のガトランティス艦に同時に照準を合わせるシーンがありただばらけるのではなくちゃんと狙っているのがわかります。

ついに拡散波動砲発射!原典ヤマトでは砲口はふたつでも光条はひとつでしたけど2202ではふたつになりました。これだとその先でぶつかることで拡散するというテキトーな理屈がつけられる気がします。
完成披露上映会での初見のときはよく見えてなかったけどじつは後半は二重螺旋になってるんですね。

発射後の正面から見たアンドロメダが悪役ですなー。このとき波動砲のシャッターを閉めていってますね。真田さんは波動砲の存在は生き延びるためには仕方がないという立場のセリフが。

アンドロメダの艦長はなんと山南。となると地球のシーンにもいなかった土方はどこでなにをしているんでしょうか。

カラクルム級地球へ

あの戦闘で戦闘不能になったのは2艦だけってことはないよな。いんだけど。

アンドロメダが動き出したカラクルム級に向けて撃った主砲の一発目が当たらなかったのは意外。単なる演出上のことなのかアンドロメダがまだ不完全なことを表しているのか。

2202でも戦闘衛星がある!ただ衛星というよりはリング状になってるみたいですね。

ゆうなぎがなんとかしようとするけどうまくいかないという場面があるのがいいですな。どうするんだろう?という危機感が出る。

ゆうなぎへいったん森雪がつないでからの真田さんからの通信。直接じゃないのはこのほうがリアルな感じなのかな?
「あのふねに希望を託す」なるほどそういうことかー。こうしないと「あのふね」の出番が第一章に間に合わなさそうだものね。

宇宙戦艦ヤマト迎撃

「エネルギー充填100%」と言ったのが嬉しい。なんでヤマトと言えば120%なのかというのは原典ヤマトの発進シーンでわかるんだけど2199では無条件に120%だったからなあ。

「重動力線コンタクト」とかのあたりのセリフでもしや?と思い、「船体起こせ!」でヤマトがせり上がるのは言葉的におかしいことでやっぱり!と思った。これは原典ヤマトの発進シーンのセリフじゃないですか。
もちろん「ガントリーロック解除」はさらば/2で使用された言葉だし。
補助エンジンが火を噴く所は復活篇を思い出しますね。

海面からのゆらめく光をパルスレーザーに受けて船体をかたむけていくヤマトが美してジーンと来た。
まだ予告編が公開される前に主砲をほぼ真上に向けるヤマトの絵が公開されてこんなに上に向けられるのかとちょっと疑問だったんだけどちゃんと船体も傾けるんだと納得。

カラクルム級は爆発四散して難は逃れたけど大量の破片が降ってくるんじゃないかな。まあ真面目に指摘するのは野暮というものですね。

さらば/2では陸地の地下のドッグにあったけれど2202では海中でした。たぶん海中から発進するシーンはやるだろうけどあの海中ドッグからはどう発進するんだろう。

テレサからの思念波?

さらば/2ではテレサからは通信という感じでしたけど2202では思念波な感じですね。そしてそれぞれの大事な人からの要請されるという幻覚。その幻覚はさらばでのあのシーンにように人がオレンジ色。

ここでは「ヤマトに乗れ」といわれるだけで危機を伝えるものでもないし来てほしいとも言われてません。これではヤマトに乗ったところで何していいのかわからんのでこのへんどうなるのでしょうか。

 

 

関連していそうな記事

  1. 『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略』舞台挨拶と1/100ヤマト2024年07月27日(土)
  2. 3月から6月までの宇宙戦艦ヤマト関連の出来事を簡単に振り返る2024年07月16日(火)
  3. 「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち4Kリマスター」見たよ!2024年01月27日(土)
  4. 宇宙戦艦ヤマト劇場版[1977年初公開版]4Kリマスターも見ました2024年01月04日(木)