本「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」は天文学への入り口にいいみたい。
少し前に「イスカンダルへの航海で明かされる宇宙のしくみ 宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」を読みました。天文学の先生で宇宙戦艦ヤマト2199の科学考証もされている半田利弘さんの書かれた本です。全ページがカラーなのも天文学の普及に力を入れてるのがわかる気がします。
宇宙戦艦ヤマト2199で出てきた用語、天体、天文現象、科学技術などがわかりやすく説明されています。とはいえやはりちょっと難しいところもあったりしますが。でもこどもが宇宙戦艦ヤマト2199を見たあとにこの本を読んだら天文学に興味を持ちそちらの方向に進むきっかけになりそうなそんな本ですね。天文学だけでなく宇宙飛行士とか科学全般とかにも。
各項目には「実在」「架空」という印が付いているのでその辺混乱することがないようにしてあります。そして架空の天体や技術についてもそんなことはありえないと切り捨てるのではなく現時点でわかっていることからこうすればできるのではないかと推測しているのがいいですね。
宇宙戦艦ヤマトの関連商品であるだけでなく一般的な科学入門の本としていいのではないかと思いました。