『たっぷり7週ヤマトーク2199』に7週とも行きました!

実は新宿ピカデリーで開催された7週構成のヤマトークに行ってました。いろいろな話が聞けて楽しかった!そのときの様子を簡単に。


以前のヤマトークはなるべく行くようにしつつも全てには行ってないし、家からちょっと遠くて終電が心配だし、交通費も馬鹿にならないし、どうしようかと少し悩みましたけど思い切って「たっぷり7週ヤマトーク2199 〜road to 2202〜」に7回とも行きました。

1週目(12月6日) 第一章と第二章上映、ヤマトーク「音楽」

登壇者はヤマトの音楽といえばこの方宮川彬良さん、そしてランティスの吉江輝成さん。やっぱり宮川さんのおしゃべりは楽しいですね。

宮川泰さんの曲を楽譜が残ってないから耳コピしたという話、演奏者を一同に集めるのは今はほとんどヤマトだけといった録音のこだわりの話、録音スタジオでの音楽を聞かせようとしたというヤマト2199コンサートの話、2202向けの音楽を短期間でたくさん作曲する必要があった話なんかが聞けました。

パイプオルガンを使ったあの曲の録音に苦労した話も。彬良さんには色んな意味で想い出深い曲ですしね。

最後は彬良さんが鍵盤ハーモニカで演奏したデスラーのテーマ曲も聞くことができました。

2週目(12月13日) 第三章上映、ヤマトーク「YRAラジオヤマト」

登壇者は岬百合亜役の内田彩さんとアナライザーなどの役のチョーさん。お二人のトークもおもしろいです。

以前やっていたYRAラジオヤマトでどんなことをしたか振り返ったり、以前のドラマパートでなぜかあった岬百合亜の「宇宙戦艦ヤマトっぽい歌」のあとで即興で「真っ赤なスカーフっぽい歌」を歌ったり、メールを読んで何やらやるコーナーを生でやったりしてました。

他の週はどれもライターの小林治さんが司会をされていたんですがこの回だけ最後にちょっとだけ出ただけだったのでずっとYRAラジオヤマトの雰囲気でした。

3週目(12月20日) 第四章上映、ヤマトーク「PV映像」

登壇者はPV製作を担当した佐藤敦紀といつものアニメ特撮評論家の氷川竜介さん。こういうテーマでのトークは珍しいですね。

ヤマトの予告編を作成する場合まずはどの音楽を使うかから検討を始めた、特に第一章はオリジナルのヤマトにほぼ同じだし見に来るお客さんもなにが起きてるかわかっているので予告編であらすじを見せた、そして章が進むにつれて2199独自の展開によるセリフなどをミスリードさせることも含め織り込んでいくようになった、などのどういう考え方で作成したかの話が聞けました。

こういった話を聞いたあとは予告編だけをまとめて見たくなりますね。っていうか見ました。

4週目(12月27日) 第五章上映、ヤマトーク「メカニック・プラモデル」

登壇者はヤマト関連の絵といえばこの方加藤直之さん、そしてヤマトのプラモデルといえばこの方バンダイの岸山博文さん。岸山さんはヤマト愛もあってトークがお上手なんですよね。

加藤さんはヤマトなどのメカを描くときはプラモデルを撮影してそれを参考にしているという話、トレースするのではなく絵として細部を変えたり細部を描くためという話、溶接の線などのこだわりの話などが聞けました。

岸山さんはアニメ用の3Dデータとプラモデル用3dデータには違いがあってそれは絵と実物と模型とでは少し違うように作らないと人間の目にはいい形には見えないからという話、アンドロメダは2199の経験を活かして開発中という話などが聞けました。

5週目(1月17日) 第六章上映、ヤマトーク「漫画・小説」

登壇者は小説版を書かれた豊田巧と漫画版を描かれているむらかわみちおさん。むらかわさんがこの回のために書かれたというイラストのポストカードが配られました。

豊田さんは鉄道系の小説を書いていたけど本来はミリタリー系なのでヤマトは他の仕事より優先してやった、2巻で書くことが決まっていたのがそれでは話が入らないので文字数を増やたりガミラスの描写を減らしたりした、小説の役割としてアニメの補完的な書き方をした、などの話がありました。

むらかわさんはまず思いついた話をメモしてその中から取捨選択している、アニメではメーター系をやってるいたが本編の情報はあえて見ないようにしていた、ネームを描くときにどんな検討をしているか、などの話がありました。

また最後に東まゆみさんの緋眼のエースの話をされ、コミカライズの仕方としては他とは違い新鮮なので見直してほしいという話も。このコミックのことも触れたのはなんか嬉しい。

6週目(1月24日) 星巡る方舟上映、ヤマトーク「イベント・YRA」

登壇者は桐生美影役の中村繪里子さんと岬百合亜役の内田彩さん。この様子はニコ生で放送されましたね。自身の役の紹介を詳しくかつ楽しく話されたのはさすがです。

中村さんの星巡る方舟でガトランティスの人がああいう喋り方なのは桐生美影の翻訳の仕方によるものではないか、ってのはなるほどそうかもと思ったり。YRAでは熱いメールをもらったり、イベントに参加したときの思い出を語ったりという話も。

そして「3分で(4分で)わかる宇宙戦艦ヤマト2199」が新規のお客さんへの入り口になったという話からの生で中村繪里子さんがナレーションするという流れに。いやーすごかった。

7週目(1月31日) 第七章上映、ヤマトーク「2199感想・評論」

第七章はいわゆる上映版(制作が間に合わずゲールがフラーケンに攻撃されるシーンなどが無いバージョン)が上映されました。珍しいですがたぶんヤマトークの時間に余裕を持たせるためでもあったんでしょうね。

登壇者は2199で絵コンテをされ2202では監督をされた羽原信義さん、脚本の森田繁さんと大野木寛さん、そしてアニメ特撮評論家の氷川竜介さん。羽原さんがいるだけに2202の話に期待がかかります。

氷川さんからは2199はもとのヤマトにあった疑問点(ツッコミどころ)を過去に出渕裕さんが理屈付けしたものを映像化したものであり、まだヤマトを知らない人にもとのヤマトの魅力に気づいてもらうためのものでもあったという話をされました。

脚本のお二人からはみんなにある“俺ヤマト”を入れたらもとのヤマトそのものなってしまうので新しい客に見てもらえるためにどうするかをいろいろ考えたという話をされました。

そして話は宇宙戦艦ヤマト2202へ。まずは「タイトルから分かるように『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』のどちらでもありどちらでもない」と羽原さんからありました。今回のトークではこれが一番のキーワードだったと思います。

テレサ役の神田沙也加さんはちゃんと声優さんとしてお願いしていてタレント起用ではないし演技もすごく上手だったとのことです。

羽原さんはアンドロメダのプラモデルがかっこいいとか今回の音楽も素晴らしいとかの言い方が完全にいちファンなのが微笑ましいかったです(^o^)

あのパイプオルガンの曲を聞きたいから星巡る方舟のガトランティスは別部族とか、もとのヤマトにあったシーンをちょっと入れたとか、2202版ヤマトのデザインの違いとかの話がありました。

最後は7週全参加特典の関係者キット(制作発表会案内状、マスコミ用プレスシート、第一章ポスター)をいただきました。

 


謝辞

どの回もだいたいいっぱいになるものの当日まで少しチケットが残る状態だったの慌てずにネットでチケットを購入してました。だけど第6週の回が発売した瞬間に売り切れてしまいチケットが買えなかったんですよ。どうやら登壇者の声優さんがすごく人気があったからみたい。そこまで人気があるとは知らずにいました。

で、第1週から第5週まで来てあとちょっとだったのにと困ってることをツイッターに書いてたらあるフォロワーさんから譲ってもらえるという連絡が!その余った分を譲っていただいて第6週も行くことができました。あのときのフォロワーさんありがとうございました。


登壇したみなさんはヤマトークに参加するだけあってお仕事としてだけでなく細かいシーンのことを話題にしたりしてほんとにヤマトが好きなんだな―というのが改めてわかったりして楽しい時間でした。

 

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